『歯界展望』で異例の反響を呼んだ連載
大幅加筆し、ついに書籍化!
ボロボロになっても……時代に流されない予防歯科臨床の本
内容紹介
■■■マーロウ先生が静かに語る予防歯科臨床の箴言集■■■
主人公とマーロウ先生の対話から予防の概念,齲蝕予防のコンセプトをやさしく学びとることができます.
●本文より●
「本質を知らないことはとても不自由だ.予防医療のコアな部分がわからずに,文献や予防グッズに流されてしまう.これは見ていて辛いものだ」
「“予防”と“治療”を区別することにあまり意味がないとわかった瞬間に,君は今よりも賢くなるだろう」
「重症化を事前に予測してそのリスクをコントロールしたり,もっと簡単で単純な治療で事足りることのほうが,“高度”で“先進”だと思わないかね」
「基本的に“リスク”とはその病気が発症していない場合の用語だ」
「君は“カリエスのリスクが高い”と“カリエスの活動性が高い”という表現の違いを説明できるだろうか?」
「リスク評価だけでは“時間”の壁を越えられない」
「細菌の繁殖は環境の“結果”であることに気づくと,すべての見方は変わるだろう」
■■■読者の感想■■■
「予防臨床の本であり,哲学書であり,また思想書としても読める,至極の箴言集です」
「何度読んでも,ちがう気づきがある不思議な本」
「予防を学ぶなら,講習会へ行くより,この本を読むべき!」
「読者がこの本を選ぶというより、この本が読者を選ぶような気がします」
「ボロボロになっても,ずーっと院長室にあるでしょう」
「今後私も,結局はこの本に還るような気がする」
「この本に感動する人と一緒に仕事がしたいなぁ!」
目次
Lesson2 予防の目的と対象の明確化―クワドラント分類
Lesson3 クワドラント分類と主体的な臨床
Lesson4 だれを予防するのか?
Lesson5 予防のプランとシステム
Lesson6 原因の原因
Lesson7 マーロウ先生のリスク論1
Lesson8 マーロウ先生のリスク論2
Lesson9 マーロウ先生のリスク論3
書評
本書の書評をご覧いただけます!
書評:飯島国好 先生 (『歯界展望』2011年5月号掲載 PDFファイル:約495KB)書評:丸森英史 先生 (『補綴臨床』2011年5月号掲載 PDFファイル:約290KB)
書評:磯崎亜希子 先生 (『デンタルハイジーン』2011年8月号掲載 PDFファイル:約1.39MB)
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
大野純一【おおのじゅんいち】
1993年 東京歯科大学卒業
東京医科歯科大学歯科保存学第2講座
1996年 スウェーデンデンタルセンター勤務(〜2002年)
1997年 スウェーデン・イエテボリ大学留学(〜2001年)
2003年 大野歯科医院
http://maebashi-dent.com/
執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください
大野純一 著