内容紹介
●顎変形症として定義されている顎顔面形態異常は,いわゆる歯科矯正治療だけでは,咬合の改善をはじめ顔貌に関する患者の主訴を改善することができず,外科的骨切り術や補綴治療などとの協力診療が要求されます.本書は,1981年の教室発足以来治療に当たった口唇裂,口蓋裂,顎変形症例の中から,そうした症例を数十例を抽出してアトラス形式に治療の実際をまとめ,顎顔面矯正治療のポイント,治療の鍵となる点を具体的に考察しました.
●「顎変形症」「口唇口蓋裂」「顎顔面矯正学講義メモ」の3部構成.
目次
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
黒田敬之 くろだたかゆき
1936年 宮崎県に生まれる
1961年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1965年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科博士課程修了
1974年 東京医科歯科大学歯学部助教授
1981年 同大学歯学部教授(歯科矯正学第二講座)
1999年 同大学大学院医歯学総合研究科教授(顎顔面矯正学分野)