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227巻6号 2008年11月8日
維持透析療法
−治療・管理の進歩
はじめに
AYUMI 維持透析療法―治療・管理の進歩 はじめに 秋澤忠男
  日本の透析患者数は 2007 年末で 27 万 5 千人を超え,人口 464 人に 1 人が透析患者にあたる.この密度は台湾と並び世界でもっとも高く,また人口 100 万人当り 300 人に迫る透析導入患者数も世界の 5 指に入る.
 わが国で透析患者数の多い原因には多くの因子が想定されているが,透析患者の生存期間の長いことが一因であることに異論はない.世界の先進国が同一の時期に,同一のプロトコールで実施した前向き観察研究 Dialysis Outcomes and Practice Patterns Study(DOPPS)
のデータによっても,日本の透析患者の死亡リスクは,年齢や糖尿病などの原疾患や併存症などの背景因子で補正しても,アメリカの 26%,ヨーロッパの 40%ときわめて低い.
一方,日本の腎移植患者数は 2007 年 1 年間で 1,224 例にすぎず,透析患者の長期生存と移植の停滞から,10 年以上透析療法下にある長期透析患者数は 7 万人近くに達している.
 しかし,腎機能を喪失して長期間人工腎下で生活する透析患者には数多くの問題点が存在する.世界でもっとも良好な生命予後を誇るわが国の透析患者ですら,その平均余命を一般人口と比較すると 50%に満たず,長期透析患者には多くの特有の合併症が発症し,患者の health−related quality of life(HRQOL)は健常人に比べ大きく阻害されている.
 こうした現状を打破するため,世界的に数多くの対策がとられている.治療ガイドラインの策定による適切な医療の供給,新しい治療技術の開発と普及,より早期からの合併症予防のための管理,などである.本特集では各専門分野を代表する臨床医より,維持透析患者の生命予後と QOL 改善をめざした取組みと,その成果のもたらす意義を執筆いただいた.維持透析療法に対する理解を深めていただければ幸甚である.
目 次
維持透析患者の予後と予後規定因子──変容可能な要因を中心に……長谷川毅秋澤忠男 詳細
腎性貧血管理──わが国のガイドライン……椿原美治 詳細
二次性副甲状腺機能亢進症治療ガイドラインとCKD-MBD……伊藤純・深川雅史 詳細
心臓疾患の病態と管理……常喜信彦長谷弘記 詳細
脳・末梢血管障害の病態と管理……鶴屋和彦・平方秀樹 詳細
感染症の特徴と予防・治療管理……大薗英一 詳細
透析患者の栄養障害と管理……本田浩一・真田大介 詳細
CAPDガイドラインの意義……友雅司 詳細
フォーラム
障害および障害者の定義と合理的配慮――国連・障害者の権利条約のキー概念……松井亮輔
【逆システム学の窓】
20.医療崩壊をもたらす“経済的作為”──アメリカ金融危機の逆システム学……児玉龍彦 
【医療関連死問題をかんがえる】
9.わが国の医療ガバナンスの新しい潮流──医療関連死問題からみえるもの……上昌広 
TOPICS
【神経内科学】
Alzheimer病:オリゴマー仮説……梅田知宙・森啓 
【循環器内科学】
80歳以上の高齢者でも降圧薬治療の有用性を証明:HYVET trial……桑島巌 
【腎臓内科学】
最終的な日本人のGFR推算式……堀尾勝 
連載
【医師のための臨床統計学】
連載にあたって……大橋靖雄 
1.バラツキとバイアス……大橋靖雄 
維持透析療法
227巻6号 2008年11月8日
週刊(B5判,70頁)
発行時参考価格 900円
注文コード:922706
雑誌コード:20472-11/8
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