医学のあゆみ
205巻1号
自然免疫と疾患
- 総頁数:116頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2003年4月
- 注文コード:920501
- 雑誌コード:20471-4/5
目次
編集 三宅健介(東京大学医科学研究所感染免疫大部門感染遺伝学分野)
自然免疫の分子基盤とその破綻による疾患 三宅健介
病原体認識,シグナル伝達
1.補体レクチン経路の自然免疫における役割 松下 操
2.肺コレクチンによる自然免疫生体防御−CD14・TLRとの相互作用を介する細胞応答制御 黒木由夫・佐野仁美
3.スカベンジャーレセプターと病原体認識 鈴木宏志
4.エンドトキシン(LPS)認識分子機構−TLR4-MD-2とRP105-MD-1の機能を中心に 今野和典・三宅健介
5.TLRの病原体認識特異性とシグナル伝達経路機構 山本雅裕・審良静男
6.NK細胞によるウイルス感染細胞認識機構 荒瀬 尚
7.CD1を介した脂質抗原提示−結核菌と闘う新しい免疫システム 川島徹生・杉田昌彦
獲得免疫の発動,病原体排除機構
8.感染とインターフェロン−感染免疫におけるインターフェロンシグナルの役割 高岡晃教
9.自然免疫と獲得免疫の連携における樹状細胞の役割−樹状細胞による獲得免疫の誘導 樗木俊聡
10.腎尿細管上皮細胞と自然免疫 松口徹也
11.小腸粘膜上皮の自然免疫機構 綾部時芳
12.気道粘膜の感染防御機構−デフェンシンを中心にして 迎 寛・河野 茂
13.感染防御に重要な活性酸素の生成−食細胞NADPHオキシダーゼ活性化の分子機構 住本英樹
疾患との関連,治療への応用
14.皮膚局所の過剰なIL-18はアトピー性皮膚炎を惹起する 筒井ひろ子・中西憲司
15.自然免疫と関節炎 西城 忍・岩倉洋一郎
16.自然免疫と歯周病 高田春比古・菅原俊二
17.自己免疫疾患におけるToll-likeレセプターファミリーの役割−RP105,TLR-4の臨床的意義 小荒田秀一・長沢浩平
18.抗癌免疫成立における自然免疫の役割−Toll-like receptorによる樹状細胞活性化 瀬谷 司
19.レクチン経路の癌免疫への応用 沖村一満・他
■サイドメモ目次
補体の古典的経路
PAMPsとPRRs
ヒトはハエなみ?
NK細胞レセプター
AP-3複合体
生体防御系におけるシグナル制御機構−Revving-up system
T細胞のホメオスタシス増殖
線毛とUTI
デフェンシン
αデフェンシンのさまざまな作用
カスパーゼ(caspase)
HTLV-I関連疾患
疾患感受性遺伝子
PAMP
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