「治療してよかった!」
少数歯残存症例の良好な予後のために,頼れる一冊
内容紹介
■■■少数歯残存症例に向き合うために■■■
現在の開業歯科医院では,患者さんに喜ばれ,歯科医師として納得のいく治療をし,他院と差別化を図りつつ,経営的にも良好であるために,多くの努力が求められます.そこで,若い患者さんが主体になることもあり,審美やインプラントに取り組もうと思われる歯科医師が多いと思われます.
少数歯残存症例といっても,高齢の患者さんが少なかったり,義歯への苦手意識もあって,欠損補綴はブリッジかインプラントと思い込んでいないでしょうか?
けれども今後,1年ごとに恐ろしいほどに老年人口が増加の一途をたどっていきます.
今後10〜20年に求められる治療のオプションとして,義歯をはじめさまざまな補綴装置を使いこなせることが必要になります.
補綴治療は結果を出しやすく,良好な予後は患者さんの幸せにつながってくることは自明です.そのためには咬合を正しく理解したうえで,適切に診断し,患者さんの理解を得ながら納得できる処置方針を立てられることが重要となってきます.
本書は,あえて少数歯残存症例に的を絞り,その診断と治療を詳述しています.
第1編では少数歯残存症例にトライアルする目的を,第2編では,診査・診断,第3編では咬合位の設定法,第4編はインプラントも含めた各種維持装置の使い方と作製法,第5編は手技としてのゴシックアーチ・印象採得・咬合器・人工歯を,第6編で術後の機能評価とメインテナンス,第7編ではパーシャルデンチャーのデザインについて示しました.
ぜひ手にとっていただき,明日の診療にお役立てください.
目次
第2編 少数歯残存症例の診査と処置方針
第3編 顎位の診査と決定法
第4編 補綴装置の作製
第5編 ゴシックアーチ・印象・咬合器・人工歯
第6編 術後の機能評価とメインテナンス
第7編 パーシャルデンチャーデザイニング
書評
本書の書評をご覧いただけます!
書評:北川原 健 先生 (『歯界展望』2012年1月号掲載 PDFファイル:約499KB)書評:宮地建夫 先生 (『補綴臨床』2012年3月号掲載 PDFファイル:約3.61MB)
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
永田省藏【ながたしょうぞう】
1955年 熊本県に生まれる
1979年 日本歯科大学卒業
1979年 千葉県泉水歯科医院勤務
1980年 熊本市栃原ビル歯科診療所勤務
1985年 熊本市にて開業
2005年 新築移転
日本臨床歯周病学会会員(指導医)
臨床歯科を語る会会員
日本補綴歯科学会会員
シロクス補綴セミナー(オクルージョン・欠損補綴)主宰
インプラントセンター九州・20dayコース講師
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永田省藏 著