Ishiyaku Dent Web

歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士のポータルサイト

特別講演会「チーム医療でひらく 喜ばれる歯周外科の扉」開催される
2026年11月1日(日),有楽町よみうりホール(東京都千代田区)において,ケーオーデンタル株式会社主催の特別講演会「チーム医療でひらく 喜ばれる歯周外科の扉」が,1,000名の歯科医師・歯科衛生士を集めて開催された.演者は同じクリニックで約30年にわったってチーム医療に取り組む水上哲也氏(福岡県福津市・水上歯科クリニック/歯科医師),下田裕子氏(同/水上歯科クリニック)の両氏が務めた.

第1部「歯周基本治療がチーム医療をつくる」では,歯科医師・歯科衛生士がともに取り組んだ歯周病症例を供覧.下田氏は「チーム医療」を形づくる重要な要素として,患者中心の歯科医療を実現するという共通認識をもつこと,チームのなかでスタッフを育成すること,伝わりやすいコミュニケーションをとることを挙げ,その実際を紹介した.
会場の様子
水上氏と下田氏
第2部「歯周治療は変わった 歯周外科の基本と低侵襲の歯周外科」では,水上氏が近年発生率が増加傾向にあるセメント質剝離について,現状でわかっている基礎知識,鑑別・診断の方法を解説するとともに,フラップデザインをはじめとする歯周外科治療の勘所を,豊富な症例写真を交えながら解説した.

第3部「チーム医療で可能になる喜ばれる歯周外科」では,長期メインテナンス症例を紐解きながら,患者の個別性に寄り添った再介入の判断についての解説.ときに医療者の判断と患者の希望が合致しない場合もあっても,思いを受け止めて粘り強く対応することの重要性を30年超の症例を提示しながら紹介した.また,メインテナンス移行時は残存ポケットやBOPに加えて個々の患者のリスクを評価すること,患者のライフステージに応じた治療を行い再介入は極力低侵襲とすること,予期せぬことが起こる長期メインテナンスでは歯科衛生士の継続的なかかわりが大切であることをまとめとして強調した.

長期的なかかわりをとおして,歯科医療者が患者さんの人生にどのようにかかわるか――「患者とともに歩む歯科医療」の内実が伝わる,有意義な会となった.
これまでの来歴を振り返る水上氏

■他のニュース記事をさがす

日付から記事をさがす
<2026年11月>
日月火水木金土
25262728293031
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345
キーワードから記事をさがす

人気の歯科書籍(キーワード別)

歯科雑誌 最新号