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日本歯科審美学会 第37回学術大会 開催される
 10月31日(土),11月1日(日)の両日,国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)において標記大会が「Aesthetics follows function ― 美は機能から生まれる」をテーマに開催された(大会長:新谷明一氏・日歯大).
 アドバンストセミナー5【歯冠修復】『部分被覆冠を再考する』(座長:小峰 太氏・日大)では,髙見澤俊樹氏(日大)が「部分被覆冠を再考する―今求められる歯冠修復―」と題し,コンポジットレジン(CR)修復の変遷は接着システムの進歩と修復前処置としての歯間分離器やマトリクスシステムの進歩に伴うものであることに言及したうえで,CRと歯質との接着メカニズムやCRのリミテーション,CAD/CAM部分被覆冠との症例選択の基準について考察.さらに審美性間接修復についても,歯冠内側部欠損部の築造に用いる成形修復材の種類と機械的性質,修復材料別の接着操作について整理したほか,次世代ユニバーサルアドヒーシブとして直接/間接修復兼用・化学重合触媒を含むタッチキュア(コンタクトキュア)型といった特徴がみられる一方,実臨床において必ずしも光照射による重合操作が不要になるわけではないと指摘した.
 海渡智義氏(東京都)は「部分被覆冠を再考する―臼歯部歯冠修復の潮流―」と題し,臼歯部歯冠修復の潮流として,金属修復が主流であった頃は機械的維持と抵抗形態の確保,修復装置の適合精度が求められていたが,歯冠色修復・直接法修復を経て接着性セラミック修復が応用されるようなった昨今では,欠損に応じた修復と健全歯質の保存が修復歯の予後や審美性の点で重要になると述べた.また,全部被覆冠と比較した部分被覆冠の臨床成績や支台歯形態選択の指標,形成術式について文献的・臨床的に考察.支台歯に解剖学的縮小形態を与える場合の形成ステップについても詳説し,部分被覆冠においては全部被覆冠のような“決まった形”がなく,状況によって支台歯形態を決定する必要がある点を強調した.

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