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第38回全国小児歯科開業医会(JSPP)開催される
 5月20日(水),標記集会が「沖縄から発信する子どもたちを育む優しい社会」をテーマに開催された(於:パシフィックホテル沖縄)(大会長:竹島 勇氏/沖縄市・たけしま歯科).
会場内の様子
 まず,荻原 孝氏(明海大)より,「学童期児童のう蝕の崩出状況と咬合力の関係」に関する研究助成発表(R6年度)が行われた.口腔機能発達不全症では,高齢者の口腔機能低下症と比較して,評価に主観的判断を要する項目が含まれることから,客観的指標として「咬合力検査」の確立を目的とした研究が進められている.小児では歯の生え替わりによる影響で全顎的な測定では値がばらつきやすいため,1歯単位での測定の必要性が示された.今後の展望として,咬合力検査の保険収載に向けた研究の継続,対象年齢ごとの咬合力基準値の作成,客観的指標に基づく継続的な評価体制の構築をあげた.

 特別講演では「誰一人取り残さないこどもまんなか社会の実現に向けて」と題し,沖縄県知事・玉城デニー氏が登壇.H27年度調査で沖縄県の子どもの貧困率が29.9%だったことから,翌H28年度を貧困対策元年に位置づけ,行政・民間が一体となって実施している子育て支援の詳細(ひとり親施策,就労・経済的支援,保育環境整備など)について詳説した.その成果として,待機児童数や12歳児う蝕罹患者数が減少していることも示された.

 また,仲野和彦氏(阪大)により,2027年 国際小児歯科大会(IAPD)開催(2027年6月2日~5日,於:大阪)についてのアナウンスがあり,36年振りの日本開催となることから,来年の小児歯科学会学術大会(6.月5,6日,於:大阪)と併せて,ぜひ多くの開業医にも参加してほしいと呼びかけられた.
左から,竹島氏,玉城氏,土岐氏
 懇親会では地元の子ども達による沖縄の伝統芸能である踊りが披露され,最後は参加者全員によるカチャーシーにより,会は賑やかに幕を下ろした.

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