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EL会総会2026 開催される
 4月12日(日),神田明神ホール(東京都千代田区)にて標記イベントが「ペリオ・インプラント・補綴のシナジー」をテーマに歯科医師セッション・衛生士セッションの2会場同時進行で開催された(EL会主宰:川名部 大氏・東京都,大会長:矢野孝星氏・東京都).
 歯科医師セッション『アナログ ✕ デジタル補綴セッション』では,新開善文氏(東京都)が「削り,盛り,知る アナログから紐解く歯冠形態」と題し,ワックスアップとカービングを通じた歯冠形態の理解の重要性を述べた.
 遠山敏成氏(東京都)は「歯の形は何を見てどう作るか」と題し,故・桑田正博氏から学んだ歯冠形態観察を通じたクラウンの清掃性/自浄性やマージン設定・支台歯形成について考察した.
 高瀬 直氏(デンタル・ラボア・グロース/歯科技工士)は「結局どっちが高精度? DIGITAL ✕ ANALOG」と題し,支台歯計測データのいわゆるエッジロスを回避する支台歯形成の概念のアップデートや,前歯部補綴における模型上での形態修正の必要性を訴えた.
 同,『EL ✕ THREEE ペリオセッション』では,米今一晃氏(東京都)が「Approach for Black Triangle(Open Interproximal Embrasures)」と題し,ブラックトライアングルの各種診断法や治療法決定において参照する基準を示し,診断の根拠を知ること,外科手技のトレーニングを早期に行っておくことが重要とした.
 福場駿介(科学大)は「歯の保存を軸とした歯周治療―患者と信頼関係を築いて共に歩む―」と題し,患者のライフステージと歯の保存の妥当性を考慮し,保存的な対応を目指した症例を供覧.歯科治療は患者一人ひとりにストーリーがあり個別対応が必要となることなどを若手参加者に向けて語った.
 同,『デジタル ✕ インプラントセッション』では,矢野氏が「The Potential of Digital Workflow in Preio-Implant-Prosthetic Treatments」と題し,歯科臨床におけるSTLとDICOMのマッチングデータの可能性に言及.診断・治療計画の精密化や最終補綴に至る精度の担保などが可能になるとした.
 三好敬太氏(東京都)は「インプラント治療におけるモデルレスワークフローの可能性」と題し,all on Xにおけるフルデジタルワークフローの精度を検証し,適切な工夫によりフルアーチ症例でのパッシブフィット獲得も可能となってきていると紹介した.
 同,『日本 ✕ 米国セッション ペリオ』では川名部氏が「根分岐部病変の戦略 再生か切除か抜歯か」と題し,同病変に対する治療法の適応や予後を検討するうえでみる5つのポイントを整理した.
 辻 翔太氏(大阪府)は「根分岐部病変への歯周組織再生療法」と題し,Scleanのディシジョンツリーに準じた根分岐部病変2度への歯周組織再生療法の適応について検討した.続くインタラクティブパートでは,リアルタイム集計サービスを用いて同病変に対する治療法について会場参加形式で検討が行われた.
 同,『米国 ✕ 日本セッション 特別講演』では,安藤壮吾氏(愛知県)が「デジタルワークフローが変えるインプラント臨床の今~その治療は『噛めて』『飲み込めて』『眠れている』か?~」と題し,補綴治療による口腔内容積減少が舌咽頭間距離を圧迫することによる呼吸や睡眠への影響を避けるためのアプローチや,デジタルツール活かした咬合再構成のポイントに言及した.
 杉田龍士郎氏(千葉県)は「オクルージョンの迷信と真実」と題し,咬合学の変遷を米国のナソロジー学派とPMS学派の歴史から紐解いたうえで,中心位の定義とそれを基準にした顎位設定の是非や,咬頭対窩の安定した嵌合関係を獲得するための考え方などについて解説した.

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