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PRATICA FUKUOKA BIOMIMETIC 2026 開催される
 12月20日(土),21日(日),ケーオーデンタル福岡営業所セミナールーム(福岡市博多区)にて,南野卓也氏(大阪府),河阪幸宏氏(東北大),柿内裕輔氏(宮城県),林 明賢氏(神奈川県)を講師に迎えた標記セミナーが開催された(主宰:小原正寛氏・大分県,毛利收孝氏・大分県).
 通算4回目の開催となる本セミナーの初日は南野氏と河阪氏が前歯部直接修復における形態分析とシェードマッチングについて解説.さらに南野氏が前歯部スマイルデザインにおけるマクロなテクスチャのコントロールについて言及し,外形線と隣接移行面,ラインアングルは歯列の印象を左右する重要な要素である点等を強調した.河阪氏は前歯部直接修復における形態修正に触れ,天然歯の形態および内部構造の理解の重要性やレプリカ作製の有用性を述べるとともに,中切歯唇側面の形態修正の実際を詳説した.その後,両講師による前歯部直接修復の実習が行われ,バックウォール・フレームワーク作製,レイヤリング,形態修正・研磨といった各ステップのポイントが示された.
 2日目にはまず林氏が臼歯部フロアブルレジン充填におけるステップごとのポイントや臼歯咬合面形態付与における裂溝の配置,口腔内スキャナを用いた窩洞部の計測法などを紹介.そのうえで第一・第二大臼歯1級窩洞へのフロアブルレジン充填の実習を行った.次に河阪氏がセミダイレクト法に関する講義を行い,充填技術とレイヤリングコンセプトの理解,間接法における形成デザインや接着プロトコルの遵守が必要になる点を強調.2級窩洞に対しLEGOブロックテクニックを用いるextra oralアプローチを想定した実習を行った.最後に柿内氏がクリアシリコーン製のインデックスを用いてフロアブルレジンを充填する手法であるインジェクションテクニックについて,その歴史と特徴,臨床ステップにおける注意点を整理し,臨床例を供覧したうえで,下顎臼歯部への充填を想定したハンズオンを行った.

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