2025/10/30
2025年10月26日(日),ステーションカンファレンス東京(東京都千代田区)にて,深井保健科学研究所 第24回コロキウムが「日本のUHC・歯科UHCの進化と世界への貢献」をテーマに行われた(大会長:深井穫博氏.深井保健科学研究所).
本講演会は5つのセッションにわかれ,それぞれのテーマについて複数の演者による異なる観点からの発表が行われた.
Session1「日本のUHCの特性と課題」では,岡本悦司氏(福島公立大),小椋正之氏(日大松戸)が登壇し,国民皆保険制度や高額療養費制度などについて,医科歯科それぞれの観点から発言を行った.(指定発言:神原正樹氏)
Session2「日本の国民皆保険制度における歯科受診の特徴」では,恒石美登里氏(日本歯科総合研究機構),安藤雄一氏(国立保健医療科学院),竹田飛鳥氏(国立保健医療科学院)が登壇し,日本における歯科の受診状況について発言がなされた.
Session3「歯科受診の効果・限界と歯科口腔保健の環境づくり」では,相田 潤氏(科学大),松山祐輔氏(科学大)が登壇し,歯科医療保健のUHCを実現させるために,実務研究をどのようにして歯科保健政策に活用するべきかが検討された.(指定発言:福田英輝氏)
Session4「歯科UHCとプライマリケア」では,上野尚雄氏(国立がん研究センター中央病院歯科)が登壇し,日本の歯科UHCとprimary careの連携について,特にNCDs診断と歯科口腔保健の連携の重要性を強調した.(指定発言:嶋﨑義浩氏)
Session5「世界のUHCの現状と課題」では,牧野由佳氏(WHO),原田有里子氏(WHO)が登壇し,世界の動向について発表を行った.(指定発言:小川祐司氏)