2025/06/02
2025年5月31日(土),東京ガーデンパレス(東京都文京区)において,全国歯科技工士教育協議会(全技協:会長=大島克郎氏/日本歯科大学東京短期大学教授)主催の標記会議が開催され,全国41の歯科技工士養成校より79名の理事長・教務主任らが参加した.
総会では今年度の事業計画案・収支予算案が審議され,ともに可決された.また,会長・役員の改選が行われ,新会長として池田正臣氏(東京科学大学)の就任が決まった.会長を退任した大島氏は顧問の任に就き,引き続き会の運営に携わることとなる.池田新会長からは歯科技工士教育の動向として,歯科技工士の業務のあり方について厚生労働省にて検討中であることや,厚生労働省が実施している歯科技工士の人材確保対策事業の活用や今年度の公募状況,歯科技工士学校養成所パンフレットを作成したこと等について説明があった.
全技協からの報告事項として,今年度入学した学生数が増加したことについて説明があった.昨年の入学者数が780人であったのに対し,今年度の入学者数は1,003人に上り大幅な増加がみられた.また,全技協の会員校として新たにヤマキン歯科技工士養成所(高知県香南市)と日本歯科大学新潟短期大学(新潟市)の2つの新設校が加入したことについても報告があった.
最後に各種表彰・感謝状の授与が行われた.長野稔氏(大分県歯科技術専門学校),富田淳氏(日本歯科大学東京短期大学)には功労賞表彰が行われた.
会長の池田氏(左)と功労賞を受賞する長野氏(右)
会長の池田氏(左)と功労賞を受賞する富田氏(右)
来年度の総会は,2026年5月30日(土)東海歯科医療専門学校(名古屋市)にて開催予定.