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2025年救歯塾がスタート
4月20日(日),TKP東京駅カンファレンスセンター(東京都中央区)にて,2025年救歯塾セミナーがスタートした(主宰・スタディグループ救歯会).
本セミナーの特徴は,チュートリアル方式でのグループ討論を軸に構成され,受講者自らの気づきと自身の臨床レベルを確認することにある.本年のテーマは「黒田式コーヌスクローネ」.歯科医師・歯科技工士あわせ50名の受講者が,1年間全7回のコースでその理論背景と技術を学習していく.

初回のテーマは「不思議な魅力と成功のポイント」.
冒頭,黒田昌彦氏(東京都)により,本セミナーでの研修の原則として,「気づき」が向上の原点であること/知っていることとできることは違うということ/自身の位置確認を常に行うこと,などが紹介された.そして,究極のリジッドな義歯といえるコーヌスクローネは,補綴のすべての技量がその成功のために求められるとし,間接法の精度と歯科技工士とのチームワークが必須となると強調された.
続いて壬生秀明氏(東京都),齋藤秋人氏(東京都)により「なぜ私はコーヌスクローネを選択したか?」と題した症例発表があり,何でも噛めると患者さんに喜ばれる/歯周組織にやさしい/修理しやすい,などのコーヌスクローネのもつ魅力が再確認された.
法花堂 治氏(千葉県)は,コーヌスクローネのメリットを活かすための前提として,欠損歯列を的確に読むこと,クラスプデンチャーとの違いを正確に理解し,適切に使い分けていくことが必要であると解説した.

グループ討論には,計3時間が割かれ,チューターからの提示症例について,欠損歯列の読み方,義歯設計のポイントについて,受講者の主体的な発言による活発なディスカッションが行われた.
次回は,内冠製作がテーマとなる.

本年1年間の予定は以下のとおり.
第1回: 4月20日(日)「不思議な魅力と成功のポイント」
第2回: 5月18日(日)「難しさは内冠にあり」
第3回: 6月22日(日)「成功には間接法をマスター」
第4回: 7月27日(日)「内冠を先に合着」
第5回: 9月 7日(日)「咬合位は口内描記法で採得」
第6回:10月19日(日)「外冠と義歯設計のポイント」
第7回:11月16日(日)「種々のトラブルに対処」

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