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第47回 北九州歯学研究会 開催される
4月13日(日),標記大会が「上顎側切歯から広がる歯科の世界 ジェネラリストのこだわり」をテーマに開催された(大会長:白石和仁氏,福岡県).
開会挨拶をおこなう白石和仁会長
日頃から一般開業医(GP)として,幅広い分野に対応するための研鑽を積む同研究会の会員発表は,新人発表とシンポジウムのセクションに分かれ,新人発表では2名,シンポジウムではのべ13名の演者が登壇した.
新人発表で最初に登壇した竹中 崇氏(福岡県)は,「『残根を活かす』~矯正的挺出を用いたその活用法~」の演題で,保存困難とされる歯に対して矯正的挺出で対応した症例を発表した.続いて登壇した河島紘太郎氏(広島県)は,「補綴前処置の重要性を考える」の演題で,基本治療のコンセプトをふまえた補綴前処置の実際を供覧し,口腔内で補綴装置を長期的に機能させるための取り組みを紹介した.
シンポジウムは,「エンド・修復」「ペリオ・補綴」「欠損」の3つのパートにわかれて発表を行った.それぞれの演者は下記の通り(座長:松延允資氏(福岡県),松木良介氏(福岡県)).
「エンド・修復」:瀬戸泰介氏(福岡県),倉富 覚、氏(福岡県),青木隆宜氏(福岡県),竹中 崇氏(福岡県),津覇雄三氏(福岡県),樋口克彦氏(福岡県)
「ペリオ・補綴」:河島紘太郎氏(広島県),力丸哲哉氏(福岡県),田中憲一氏(福岡県),青木隆宜氏(福岡県)
「欠損」:力丸哲哉氏(福岡県),芳賀 剛氏(福岡県),筒井祐介氏(福岡県)
人間が歯を失う原因として多い,カリエス,ペリオ,外傷もしくは先天性欠損などの状態ごとにパート分けし,それぞれに至らない,あるいはリカバリーするための歯科治療についてどうあるべきかを,シチュエーションごとに各演者が発表を行った.
このほか,会場や,ときに座長からも鋭い質問が飛び交い,北九州歯学研究会が目指すジェネラリストとしてのこだわりをまさに体現した活発で旺盛なディスカッションが繰り広げられた.

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