Ishiyaku Dent Web

歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士のポータルサイト

5-D Japan 第14回総会 開催される
 3月9日(日),標記会が東京ポートシティ竹芝(東京都)にて開催された.
 午前の部は会員発表「5-D Japan Next Generation~次世代への継承Ⅲ~」として3名のコースインストラクターが登壇.

 奥野幾久氏(大阪府)は「これからのデンチャー臨床を考える」をテーマに自身の臨床症例を交えてデンチャー臨床の今後の展望について考察.高齢化に伴いデンチャーニーズは高まるが減りゆく技工士を酷使してはならないこと,無歯顎症例の難易度の見極めとそれに応じた適切な装置の提供の重要性,デンチャー分野においてもデジタルデバイスを効果的に活用する必要性などを強調した.

 菊地康司氏(千葉県)は「Comprehensive Tissue Management in The Esthetic Zone~From Philosophy to Excellence The 5-D Japan Experience~」と題し,天然歯とインプラント治療における包括的な組織マネジメントについて,その理論的背景と臨床応用を解説.多くの臨床症例と長期経過例の検証を通して,前歯部審美領域における予知性の高い治療の実現に必要な臨床的知見を提示した.

 中川雅裕氏(東京都)は「私自身の種の起源~過去から現在までの進化と革新,未来・・・~」をテーマに,ダーウィンの『最も強いものが生き残るのではない.最も変化に敏感なものが生き残る』という言葉を引用しつつ,歯科医人生33年目に入った自身の活動の変遷を紹介.SNSで世界の歯科医ともつながりができたこと,Dr.ラモンとの交流,口腔写真撮影へのこだわりなど,随所にユーモアたっぷりのエピソードを交えつつ,歯科治療の変革を垣間見ることのできる症例を供覧した.
 午後の部では特別講演として審美インプラント治療の分野でヨーロッパを代表するDrであるArndt Happe氏(ドイツ)が「審美領域におけるインプラントの予測可能な結果に関する現在の概念」をテーマに登壇.審美領域におけるインプラント成功の鍵となる要素として,3Dポジションが正しい位置にあること,骨量と構造が十分に安定していること,軟組織の成熟をテンポラリーで待つことなどを挙げた.

■他のニュース記事をさがす

日付から記事をさがす
<2025年6月>
25262728293031
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345
キーワードから記事をさがす

人気の歯科書籍(キーワード別)

歯科雑誌 最新号