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第42回新御茶ノ水摂食嚥下研究会 開催される
 1月23日(木),標記会がZoomによるリモートにて開催され,岩永譲氏(米国・Tulane大学教授)が「未知の領域を解明する:摂食・嚥下に関わる筋の新たな解剖学的知見」と題し,解剖学の立場から講演を行った(座長:戸原玄氏・科学大).
 これまでの肉眼解剖学における問題点を整理し,翼突下顎縫線に関して肉眼解剖のみならず組織学的な見当も加えることで三次元的に研究し直すことで,頬筋と上咽頭収縮筋は連続しており,それぞれ発生は異なるものの「頬筋-咀嚼筋複合体」というとらえかたができることを指摘した.また,従来「翼突下顎縫線」とされてきたものは,筋膜であることを示唆した.これらのことから,古くから言われてきた口腔の周囲筋を全体として捉える“Bucinator mechanism”について,括約筋としての機能が強いことを述べた.

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