2024/12/16
12月15日(日),標記会が東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて開催された.
オープニングとしてITDN-Tokyo主宰の加藤英治氏(東京都)より,これまでのITDNの活動と,自身の研究における本日の演者との関わりなどを紹介した.
「口腔内バイオフィルムと病因」では,石原和幸氏(東歯大)がメディアなどで取り上げられるトピックにおけるサイエンスとしての危険性から始まり,歯周病の「犯人」を探すうえでの口腔内細菌叢をめぐる研究の現状,わかっていることとわかっていないことを整理し,宿主側のテーマとして骨免疫学の進展についても解説した.
次の「表面性状のブラックボックスを解き明かす」では,山田将博氏(東北大)がインプラント表面性状の解説の後,氏らのグループが行っている生体模倣チタンナノ表面についての研究を紹介,さらに歯根膜幹細胞を利用した新規インプラント開発における今後の展開を述べた.