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 11月10日(日),京都国立博物館 平成知新館講堂​(京都市東山区)にて標記会が「気鋭の歯科医師・歯科技工士による審美の創出」をテーマに開催された(主催:ray dental labor主催,運営:Deltan株式会社).
 セッション1.歯周形成外科では,尾野 誠氏(京都府)が「Soft tissue sculpting around natural teeth」と題し,4つの症例を通じてジンジバルレベルを維持・変更するための歯周外科処置における要点を解説した.
 山口佑亮氏(岐阜県)は「審美治療を成功に導く歯周形成外科の治療戦略」と題し,hyper mobile lip症例に対する歯周形成外科や歯列不正・歯周環境改善のために矯正治療とFGF-2製剤+結合組織移植+VISTAテクニックにて対応した症例を供覧し,処置のポイントを述べた.
 セッション2.ダイレクトレストレーションでは,柿内裕輔氏(宮城県)が「State-of-the-art in Anterior Direct Restorations」と題し,上顎前歯形態の捉え方とコンポジットレジンによる形態・色調構築や接着技法の要点を説明した.
 河阪幸宏氏(東北大)は「When Dentistry Meets Craftsmanship : Another leap forward in direct restorations!」と題し,​​前歯部修復において天然歯を模倣するうえでの形態と表面性状の再現が果たす役割の重要性について,自身の審美修復症例を通じて示した.
 セッション3.インダイレクトレストレーションでは,吉木雄一郎氏(愛知県)が「A new concept for veneer preparation based on tooth morphology」と題し,自院のデータに基づき前歯部ラミネートベニアの予後と適応について検討.さらにラインアングル部の適切なクリアランス確保を可能とする支台歯形成のコンセプトを供覧した.
 都築優治氏(ray dental labor)は「Capturing the beauty How to bring out patient’s individuality in Minimally Invasive Veneer Restoration」と題し,補綴物製作において患者個性を表現する要素として形態・排列・色調について語ったほか,個性表現における上部鼓形空隙の重要性や歯列レベルで歯冠形態を”変更”する手法にも言及した.

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