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Women Dentists Club(WDC)2024年総会・講演会 開催される
 2024年5月11日(土),12日(日),電気ビル共館(福岡県福岡市)にて,標記大会が開催された(会長:吉村理恵氏).
 第一日目は4つのテーマについて,WDC所属の5名による会員発表が行われ,第二日目は尾島賢治氏(東京都)による特別講演が行われた.
特別講演を行う尾島賢治氏
 会員発表では,以下の演者が登壇した.
 「前歯部に二次性咬合性外傷を伴う広汎型慢性歯周炎患者に対して歯周組織再生療法を行った一症例」の演題で登壇した五藤英恵氏(東京都)は,幼少期の外傷によって抜歯した結果,骨形態が変化し,全顎的に重度歯周病を発症した患者に対して行った,歯槽堤増大術の経過を振り返った.
 「院内歯科技工士と取り組む歯周治療」の演題で登壇した岩崎由美氏(鹿児島県)は,歯科技工士とともにチームで取り組んだ症例について,SPTの経過を含めて報告した.
 「インプラントを用いた咬合再構成への挑戦」の演題で登壇した鍵山富希氏(高知県)は,上下顎臼歯部欠損の患者に対し,咬合再構成のためにテンポラリーオーバーデンチャーによって咬合挙上,臼歯部にインプラント補綴を行った症例を紹介した.
 「予防歯科~真の患者利益を求めた20年の歩み~」の演題で登壇した懸樋朝子氏,増井さやか氏(京都府)は,予防歯科によって全身の健康に寄与するため歩み続けた自院20年の軌跡を供覧した.
 特別講演では,尾島賢治氏(東京都)が「アライナー型矯正治療における可能性と限界」の演題で登壇し,17年間にわたる自身の症例を振り返りながら,アライナー矯正治療の最前線の情報と世界の潮流を織り交ぜ,治療経過がどのようにして推移していったのかについて検討した.アライナーを用いた症例における要所の解説はもちろん,患者利益を実現しながら歯科医院経営にも資する実践的な講話となり,質疑応答の時間には多くの参加者から質問が投げかけられた.
林 美穂WDC名誉会長,吉村理恵会長と各演者による記念撮影

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