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第22回 咬合フォーラム 開催される
 10月15日(日),オービックホール(大阪市中央区)にて標記イベントが「咬合治療の原点回帰2~生理的な下顎位(水平的・垂直的)を診断する~」をテーマに開催された(主催:日本顎咬合学会).
 「生理的な水平的咬合位の診かた、求め方」と題して登壇した佐々木啓一氏(宮城大・東北大)は,咬合と下顎位のターミノロジーに言及した後,下顎位・咬合位の決定においては生体の“ゆらぎ”が影響を及ぼすとして,それを踏まえた生理的な水平的咬合位の求め方を紹介した.
 和田淳一郎氏(医科歯科大)は「咬合高径および咬合平面を変更する必要性の判断および臨床手技」と題し,冒頭で“相応の理由”がなければ咬合高径をむやみに変更すべきではない点を強調.そのうえで,咬合挙上(是正)に際する水平的顎間関係の設定法やハイアングル/ローアングル症例への対応について考察した.
 市川哲雄氏(徳大)は「下顎位を咬合から離れて考える」と題し,垂直的顎間関係および水平的顎間関係の記録法およびその手技について国内外の文献や自身が取り組んだ発音メカニズムの研究をもとに説明.咬合平面に関しても設定に際する考え方や咬合平面の傾きと咀嚼運動閉口路との関連について検討した.

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