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第41回日本顎咬合学会学術大会 開催される
 6月17日(土),18日(日)の2日間,標記大会が東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて,「顎咬合学を語ろう! 専門医時代に向けてつけるべき知識と技術」をテーマに開催された(大会長:黒岩昭弘氏・松歯大).
 「欠損補綴 少数歯欠損から咬合再構成まで」では,最初に宮地建夫氏(東京都)が登壇.「“欠損歯列をみる眼”-取組と課題-」と題し,欠損歯列の診断をめぐって,これまでの問題意識と検討,臨床応用を紹介,今後の課題として歯が残る時代における終末像として咬合三角の第三エリアでいいのか,また,欠損歯列と欠損補綴がどうつながるのか,という点を指摘した.次に登壇した鷹岡竜一氏(東京都開業)は,宮地氏の指摘を受けて「欠損歯列と欠損補綴を結びつけるために」と題し考察を行い,さらに終末像の見直しについては10歯前後欠損という段階を提案し,具体的な症例を供覧した.森本達也氏(静岡県開業)は「咬頭嵌合位の変化を観察」と題し,個々の症例の緻密な観察と,多くの症例の分析をもとに,力の集中で咬合接触が変わり咬頭嵌合位の変化が起こったことを指摘,しかしながら変化は必ずしも病的とはいえず,病的か順応かの判断が必要とした(座長・菅野博康氏・宮城県開業).

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