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嘉村康彦氏帰国講演会 開催される
 6月3日(土),JR博多シティ会議室(福岡市博多区)にて標記講演会が開催された.
 嘉村氏(米国・テキサス州)は「歯根破折 人生100年時代,予防歯科が進む時代に増える悩みの種」と題し,まず冒頭で歯内療法における病因論(歯髄壊死+微生物感染症)に言及.病因を正しく理解し適切な治療を選択することで歯内療法の診断・予後の確実性を高められるとした.
 続いて歯根破折について,米国歯内療法学会のガイドラインに基づく分類を提示.診断に際しては特にX線写真(口内法,咬翼法)およびCBCTの重要性を指摘し,読影にあたって押さえておくべきポイントについて解説した.さらに治療に関して,破折歯治療の予後は依然不明瞭な点が多いことを踏まえ,歯の保存を試みる場合はオクルーザルリダクション,オリフィスバリア,コア築造+クラウン修復を行うこと,ならびに治療に対する患者の期待度を術者が適切に“コントロール”することが重要とした.

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