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日本デジタル歯科学会第14回学術大会 開催される
 4月22日(土),23日(日),神奈川歯科大学において標記大会が「ここまで進んだ!! 歯科医療DX」をテーマに現地開催された(大会長:木本克彦氏・神歯大).
 大会長講演では,木本氏が「本学におけるCAD/CAM研究の歩みと歯科医療DX」と題し,歯科用CAD/CAMの“草創期”に同大の藤田忠寛氏らが取り組んできた研究内容を紹介.歯科医療DX(デジタルトランスフォーメーション)への期待として「IOS(口腔内スキャナ)のさらなる実用化」,「既存データと下顎運動の機能データとの融合」,「デジタルヘルスの予防歯科への応用」をあげた(座長:末瀬一彦氏・奈良県).
 企画講演では,板宮朋基氏(神歯大)が「高精細裸眼立体視ディスプレイの歯科医学教育への応用~驚きのリアリティと教育効果~」と題し,自身の開発した,頭頚部の骨格と血管の3D-CGモデルを立体表示可能な解剖学教育アプリの利点や今後の機能拡張の方向性を示した(座長:星  憲幸氏・神歯大) .
 シンポジウム1「日常臨床における歯科医療DX 2023」では,はじめに山羽 徹氏(大阪府)が「デジタルテクノロジーで変革するインプラント治療」と題し,インプラント治療へのデジタル技術導入のメリットを述べた.
 長尾龍典氏(京都府)は「『矯正と補綴の融合』GPの日常臨床にデジタル矯正治療を!」として,前歯部アライナー矯正を取り入れた補綴治療の実際を供覧した.
 荒井昌海氏(東京都)は「開業医におけるDXの到達点」として,デジタルデバイスの歯科医院経営への活用例を示し,予約・診療・会計・バックオフィス業務をクラウド上で完結させることが歯科医院のDXだとした(座長:近藤尚知氏・愛院大,丸尾勝一郎氏・東京都).

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