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第46回北九州歯学研究会発表会 開催される
2023年2月6日(月)~3月5日(日),標記大会が「継続から『学び』『活動』」と題し,WEB開催された(大会長:木村英生氏.福岡県).
 「PET(Partial Extract Therapies) を行った一症例」の演題で登壇した青木隆宜氏(福岡県)は,インプラント治療においてポンティック部や補綴部の歯肉形態の審美性に着目した症例を供覧し,PET治療の成果について検討した.
 「歯を残す・歯を守る CR修復―sustainableな歯科治療を目指して―」の演題で登壇した河島紘太郎氏(広島県)は,昨今の臨床現場においてMIによる接着修復治療を望む患者が増加したことを指摘し,日本初の接着技術を用いた症例の経過を紹介した.
 「矯正的挺出を併用した歯冠長延長術について考察する」の演題で登壇した瀬戸泰介氏(福岡県)は,矯正的挺出によって骨の削除量を最小限に抑えた症例を通して,歯冠長延長術について検討した.
 「スクリュー固定インプラント上部構造を連結する際の留意事項」の演題で登壇した竹中 崇氏(福岡県)は,長期的な安定性を得るために,インプラント上部構造製作において何が必要かを考察した.
 「当院におけるIOSを中心としたデジタルソリューションについて」の演題で登壇した筒井祐介氏(福岡県)は,広範囲の補綴治療における口腔内スキャナーの活用について,症例からその課題と解決策を示した.
 「もっと臨床で活用しようEr:YAGレーザー」の演題で登壇した津覇雄三氏(福岡県)は,実際の症例を通して,表面吸収型のレーザーであるEr:YAGレーザーのより実践的な活用法を示した.
 「重度歯周疾患への対応」の演題で登壇した芳賀 剛氏(福岡県)は,重度歯周疾患に罹患した歯の保存についてどのような処置が適切かについて,エビデンスベースで検討を行った.
 「全顎治療における感染根管治療」の演題で登壇した松木良介氏(福岡県)は,多数歯の感染根管治療が必要であった症例を取り上げ,効率的な根管治療を進めるための考え方を提示した.
 「永続性のある部分床義歯治療を目指して」の演題で登壇した松延允資氏(福岡県)は,超高齢社会に突入したわが国において,機能回復はもちろん残存歯の保全に繋がる部分床義歯の製作が重要であることを強調した.
 「臼歯部におけるプロビジョナルレストレーションの調整」の演題で登壇した山本真道氏(福岡県)は,プロビジョナルレストレーションの良否が歯肉圧排や印象採得の出来不出来に関連する点をあげ,実際の症例を振り返りながら調整方法について検討した.
 「『痛くない』・『外れない』・『よく噛める』~患者に喜ばれる全部床義歯治療~」の演題で登壇した力丸哲哉氏(福岡県)は,患者目線に立って「喜ばれる義歯」を検討し,臨床において自らが行っている義歯製作について発表した.

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