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第21回日本睡眠歯科学会総会・学術集会 開催される
 11月19日(土),20日(日)の2日間,標記会が万国津梁館(沖縄県)にて「睡眠歯科医療最前線-いびきをふせぐ-」をテーマに開催された(大会長:外木守雄氏・日大).
 特別講演「首里城の再建」では,高良倉吉氏(琉球大)が首里城の位置の意義や平成の再建に向けた歴史,さらには焼失後の令和の再建に向けた復元の方針や防災対策の現状を紹介した(座長:外木氏).
 シンポジウム3「睡眠時ブラキシズムの治療に当たり考慮すべき疾患」では,最初に「覚醒時ブラキシズム」と題し,西山 暁氏(医科歯科大)が覚醒時ブラキシズムのなかで持続的で反復性の力が顎口腔系に与える影響などについて解説.次に「ブラキシズムと胃食道逆流症との関連性」と題し,宮脇正一氏(鹿児島大)が睡眠時ブラキシズムと胃食道逆流に関する文献的考察や,氏のグループでの研究成果を紹介.最後に「睡眠時無呼吸と睡眠時ブラキシズムの併存について考える」と題し,鈴木善貴氏が睡眠時無呼吸に何らかの因子が加わることで睡眠時ブラキシズムにつながることを指摘,文献検索や氏らの研究成果から,睡眠時ブラキシズム患者には睡眠時無呼吸の確認が必須と指摘した(座長:鈴木氏,石山裕之氏・医科歯科大).
 スポンサードセミナー3「これからのOAを考えよう! MAD(下顎前方移動型)だけではない様々な種類のOAの紹介とその可能性について」では,奥野健太郎氏(大歯大)が従来型OAの解説を行った後,夫馬吉啓氏(愛知県)がMyobrace,大塚 淳氏(岡山県)がプレオルソ,鈴木浩司氏(日大松戸)がTongue Right Positionerについて,それぞれ紹介した(座長:奥野氏,外木氏).
 ランチョンセミナー3「閉塞性睡眠時無呼吸に対する気道分析と口腔内装置のデジタルワークフロー」では,宮地 舞氏(東京都)がUCLAでの経験などをもとにデジタルワークフローの現在を紹介.CTの位置づけや気道分析における利便性などの検証の後,具体的な症例を供覧した(座長:江崎和久氏・福岡県).

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