2022/11/07
11月4日(金),HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「世界のデジタルデンチャー最前線 第5部~1年使ってわかった3Dprinted dentureの世界~」をテーマに開催された(メインパーソナリティ:松田謙一氏/大阪府).
はじめに金澤 学氏(医科歯科大)が3Dプリント義歯の破折症例を供覧,最新の臨床研究からも,3Dプリント義歯では人工歯部の審美性が低く,義歯床が破折しやすい傾向があるなど,加熱重合型レジンとは異なる材料として認識する必要があるとした.
次に竜 正大氏(東歯大)が,3Dプリント義歯は多くのケースにおいては問題なく使用できている点を指摘.人工歯の着色や歯石様構造物付着などのマイナートラブルにも従来通り対応可能だが,修理やリラインに際しては十分な粗さの付与が必要になると述べた.