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第50回日本歯科麻酔学会学術大会 開催される
 10月28日(金),29日(土)の2日間,標記大会が昭和大学上條記念館(東京都品川区)にて「歯科麻酔専門医の活動の場を広げよう」をテーマに開催された(大会長:飯島毅彦氏・昭和大).
 公開討論2「Pros & Cons 全麻か鎮静か」では,呈示された症例について全身麻酔と鎮静のどちらを選択するか会場からアンケートをとった後,それぞれの立場でプレゼンテーションを行い,再びアンケートをとる形で進行した(座長:有坂博史氏・神歯大,増田陸雄氏・昭和大).
 安全医療委員会企画シンポジウム「歯科麻酔の安全確保のための情報収集システム」では,委員会で行われている偶発症調査に関し,3題の報告が行われた.まず,宮脇卓也氏(岡山大)が「偶発症調査実施までの経緯について」と題し,調査実施のきっかけからデータベース構築の取り組み,臨床研究法との兼ね合いや現時点での問題を整理した.次に讃岐拓郎氏(神歯大)が「2014-2018年偶発症調査結果の概要」と題し,歯科麻酔の安全性をめぐる世界初の調査でもある本調査のデータ分析の現状を紹介,今後のデータ収集のあり方などの見通しを示した.最後に松浦信幸氏(東歯大)が「今後の偶発症調査のあり方について」と題し,日本麻酔科学会使用の台帳JSA-PIMSの利用などを考察し,今後のデータ収集に関する現時点での考えや,今後の継続的なデータ蓄積によって,より安全な歯科麻酔管理を国民に提供できることを述べた(座長:砂田勝久氏・日歯大).

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