2022/09/14
9月13日(火),HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「高齢患者における咀嚼能力について考える~咬合力との関係,検査法から保険算定の仕方まで~」をテーマに開催された(メインパーソナリティ:松田謙一氏/大阪府).
荻野洋一郎氏(九大)は「高齢患者の義歯治療 咬合力の重要性」と題し,高齢患者の特徴(ADL:日常生活動作や認知機能,全身状態)はその個別性が多様であり個々の患者の状態やニーズを踏まえた治療計画が求められること,咬合力と舌圧が高齢患者の咀嚼能率(義歯の効果)に大きく影響することなどを解説した.
竜 正大氏(東歯大)は「高齢患者の義歯治療 咀嚼機能検査の実際」と題し,咀嚼機能評価においては主観的評価とともに客観的評価も重要となる点を指摘し,その一手法として,有床義歯咀嚼機能検査として保険算定可能な咀嚼能力測定の実施法や算定上の注意点などを紹介した.