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Denture Cafe 第32回 開催される
 8月19日(金),HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「~若手研究者から学ぶ~デジタルデンチャー研究最前線」をテーマに開催された(メインパーソナリティ:松田謙一氏/大阪府).
 豆野智昭氏(大阪大)は「ミリングシステムによる義歯の複製」と題し,ミリングシステムによる複製義歯の製作手順を示し,臨床評価においてはほぼすべての人工歯咬合面において複製誤差が0.15mm未満であったものの,床→人工歯移行部や床の厚みが薄い部分において再現性に劣る傾向が示されたと報告した.
 大竹涼介氏(医科歯科大)は「カスタムディスク法と従来法で製作した全部床義歯の患者主観評価と費用効果分析」と題し,同大で開発した,人工歯を先に嵌めこんだディスクからミリング法によりデジタルデンチャーを製作する全部床義歯は患者満足度を向上させ,総費用が低かった(材料費と設備費は高井が,人件費が低い)として,従来法に比べて費用対効果に優れることを示した.
 中澤和真氏(東歯大)は「顎補綴におけるデジタルデンチャーについて」と題し,上顎欠損を伴う上下顎無歯顎患者に対して3Dプリント義歯を製作した症例を供覧.同法のメリットとして,人工歯排列と義歯床形態の修正をCAD上で容易に行えたことや患者の来院回数を抑えられたこと,鼻腔・上顎洞への印象材の迷入を防止できた点などをあげた.

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