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10年経過の症例を検討する会300回記念例会 開催される
 6月19日(日),横浜歯科臨床座談会ホール(横浜市中区)にて,10年経過の症例を検討する会300回記念例会が開催された(世話人:安藏伸一氏/相模原市開業).
 同会は横浜歯科臨床座談会の分科会として1990年3月に発足(初代世話人:今村嘉男氏).日常臨床の観察から生じる疑問を症例の長期経過から考察し,その知見を臨床にフィードバックすることを目的として活動を重ね,本年5月に300回の節目を迎えた.

 冒頭「分科会の過去と現在」のパートでは,「インレーの長期予後」「セメント質剥離の臨床像」「垂直歯根破折の様相」など,同会がこれまで取り組んだ活動とその報告の実績を振り返るとともに,現在行っているさまざまな活動を紹介.
 続く「特別企画-1:続・X線写真は語る」では,2000年に書籍として出版した『X線写真は語る』に収載した症例の20年後の経過が,倉持貞子氏(横浜市開業),丸森英史氏(横浜市開業),武居純氏(横浜市開業)より報告された.また現会員により,関連する長期症例報告が行われた.
 「特別企画-2:長期経過症例観察の意義」では,長期経過症例は開業歯科医にしか存在しない貴重な財産であるとしたうえで,一方で必ずしも長ければよいわけではなく,新たな価値を長期経過症例に見出していくことが必要であるとまとめた.

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