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第65回 春季日本歯周病学会学術大会 開催される
 6月3日(金),6月4日(土),京王プラザホテル(東京都新宿区)にて標記大会が「歯周病学クロニクル―そして我々はどこに向かうのか―」をメインテーマに,現地参加人数を制限したうえで開催された(大会長:佐藤秀一氏・日大)(WEB配信期間:6月20日~7月20日).
 特別講演Ⅳでは「歯周病罹患歯の補綴処置をめぐって」と題し,鷹岡竜一氏(東京都開業)が登壇.歯周治療の診断をふまえたうえで,残存歯の配置や欠損歯数,患者の関心度等に応じた補綴処置,連結固定(一次固定・二次固定)の考え方を呈示し,治療に対する検証の必要性,患者状況に応じた未来を見据えた補綴設計の重要性,臨床記録・歯周基本治療・テンポラリー・経過観察の意味など,症例を元に詳説した.
 特別講演Ⅴ「Current Evidences in Periodontal Regeneration and Periodontal Plastic Surgery」ではFrancesco Cairo氏(イタリア・フィレンツェ大)が,3mm以上の深い骨縁下ポケットに対する歯周組織再生療法において最も適した再生材料やフラップデザインに関してメタアナリシスにて検討・考察.また,歯肉退縮の病因論やリスク因子,生物学的な治癒モデルを解説し,選択する治療術式としてそれぞれ結合組織移植術を併用した歯肉弁歯冠側移動術,トンネルテクニック,歯肉弁側方移動術について特徴と治療手順を供覧した(座長:小方賴昌氏・日大松戸,佐藤氏).

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