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第41回 日本接着歯学会学術大会・国際接着歯学会(IAD2022@Sapporo) 開催される
 6月3日(金)~5日(日),標記大会が「接着歯学2022 革新と挑戦」をメインテーマに掲げてハイブリッド開催された(現地会場:北海道大学学術交流会館.大会長:第41回 日本接着歯学会学術大会;二階堂 徹氏・朝日大,国際接着歯学会;佐野英彦氏・北大).
 国際接着歯学会プログラム・招待講演1「Creating a future of dentistry」では,田上順二氏(医科歯科大名誉教授)が接着歯学の歴史を紐解き,ダイレクトブリッジなど接着技術の進歩が可能にしたMI治療の到達点を示したほか,バイオアクティブ材料や光干渉断層撮影装置を用いたう蝕の画像診断などの将来展望にも言及した(座長:島田康史氏・岡山大).
 国際接着歯学会プログラム・招待講演3「Key features modern universal adhesives need for durable bonding」では,Bart Van Meerbeek氏(ベルギー・ルーベン大)が,接着は吸水とそれによって起こる加水分解によって劣化することから,水の侵入を封鎖し続ける疎水性の高い接着界面を実現することが長期的な接着耐久性の獲得に繋がるとして,セレクティブエナメルエッチング,10-MDPを応用したセルフエッチングシステム,疎水性シーリング,一定の厚みのボンディング層が長期的な接着安定性に必要だと指摘.また昨今応用が広がる1ステップ型のユニバーサルアドヒーシブは接着性能と取り扱いの簡便性がトレードオフの関係にある点に留意するよう促した(座長:井上 哲氏・北大).

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