2022/05/22
5月20日(金),HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「再入門! 義歯製作システム Biofunctional Prosthetic System(BPS)」をテーマに,今回は松田謙一氏(大阪府)を演者として開催された(メインパーソナリティ:熱田 生氏/九大).
松田氏はBPSについてその歴史から紐解き,源流としてDr. Rainer Strackの唱えた2つの理論的背景(① 閉口状態ならびに患者運動を利用した印象採得と人工歯排列,② 顆路再現は行わず人工歯形態によるガイドを重視)と,BPS元となるコンセプトの手法・機器などをシステム化したHans Schleich氏,BPSをブランド化したHerbert Frick氏の功績,BPSを用いた教育的効果について紹介.さらに私見としてBPSを応用するメリットや代替材料の選択,エラーを生じやすい工程となる咬合高径の決定に関してアドバイスした.