2022/03/10
3月9日(水),HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「部分床義歯の咬合採得のヒント Part1~咬合床の必要性とデザインを考えよう~」をテーマに開催された(メインパーソナリティ:松田謙一氏/大阪府).
和田淳一郎氏(医科歯科大)は「咬合床を用いる?用いない?その境界はどこ??」と題し,咬合床の要不要を判断するポイントに言及し,上下歯列の咬合状態の安定性は咬合接触と閉口筋の筋力,関節腔のスペースに影響を受けるとして,それらを踏まえた遊離端欠損症例における咬合採得のポイントを述べた.
荻野洋一郎氏(九大)は「咬合床を応用した部分欠損歯列の咬合採得」と題し,咬合床の意義や症例ごとに咬合支持の状態を確認する重要性について触れたほか,メタルフレーム付き咬合床の有効性や残存歯で咬合接触がない(力のバランスが悪い)場合の咬合力のコントロールにも言及した.