2022/01/17
1月14日（金），HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「全部床義歯臨床に必要な解剖学を見直そう！」をテーマに開催された（メインパーソナリティ：松田謙一氏／大阪府）．
熱田 生氏（九大）は「日常臨床に生かせる解剖学の知識」と題し，骨の形態的特徴を分類するとともに，その形態的特徴に機能が大きく影響している点を解説．骨の形態と筋の付着と走行を理解することで，開閉口運動時の軟組織の動きや歯の喪失に伴い吸収する/しない場所がわかるとした．
松丸悠一氏（フリーランス総義歯臨床専門歯科医師）は「全部床義歯製作に活かす解剖学」と題し，上下顎義歯の粘膜面・研磨面に現れる，口腔内の解剖学的ランドマークに対応した形態の特徴を示し，義歯辺縁の長さや形が筋の働きに大きく影響されていることを指摘し，全部義歯臨床においては形態と機能が密接に関連していることを強調した．