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日本歯科審美学会第32回学術大会 開催される
 11月13日(土),14日(日),標記大会が「Challenge:歯科における審美の可能性を探る!」をテーマにして開催された(大会長;宮崎真至氏.日大).


宮崎真至氏による大会長挨拶
 アドバンストセミナー1「審美歯科治療のカッティング・エッジ」(座長;山本一世氏,阪大)では,2名の演者が登壇した.植松厚夫氏(東京都)は,「審美性と機能を考慮したデジタル歯科治療」と題し,IOSとCBCTの組み合わせによって,軟・硬組織の情報を一体化したDigital Virtual Modelを作製して3次元の診断と治療計画立案を行うことができ,
審美・機能に考慮した補綴治療が実現することを強調した.「低侵襲な前歯部欠損補綴~ジルコニアセラミックスを用いた接着ブリッジの可能性を探る~」で登壇した大谷一紀氏(東京都)は,ジルコニアセラミックスをインプラントも従来型のブリッジも望まない患者に対して有効な治療オプションと位置づけ,日常の臨床においてよく目にする前歯部欠損に適した接着処理であるとして,その展望を語った.


 アドバンストセミナー3「ホワイトニングアドバンスト」(座長;金子 潤 氏,明海大)では,3名の演者が登壇した.椿  知之氏(東京都)は,「ホワイトニングにおける最近のトレンド」と題し,ホワイトニング材に関する一般的なメリット/デメリットの説明をした後,改正薬機法,患者からのクレームの傾向,ホワイトニングジャンキーに至るまで,多角的な観点からの“トレンド”を示した.「ホワイトニング 臨床における勘所」で登壇した大森かをる氏(鶴見大)は,患者への丁寧なカウンセリングによって,患者が求めている審美性の背景を知ることの重要性を強調した.「ホワイトニングにおけるカウンセリングとコンサルテーションの実際」の演題で講演した永瀬佳奈氏(東京都)は,歯を白くすることだけに意識を向けられがちであるが,患者の「健康な口腔内の維持」が本当の目的であるとし,そのためにメインテナンスに通ってもらえる関係性を築くことが大切だと述べた.

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