2021/06/01
5月29日(土),標記セミナーが「変革期を迎えた接着臨床を知る」をテーマにWEB開催された.
加藤正治氏(東京都)は「IOS(口腔内スキャナー)の導入で変わる接着臨床のワークフロー」と題し,IOSの活用によって,最終補綴装置の形態を事前に予測したトップダウン式の支台築造や顎運動を考慮した咬合面・舌側面形態の構築,チェアタイムと患者負担の軽減が可能になると述べた(座長:疋田一洋氏・北医大).
大久保力廣氏(鶴見大)は「有床義歯治療における接着性コンポジットレジンの応用」と題し,部分床義歯臨床において支台歯にコンポジットレジンを付与することで支台装置の支持・把持効果を高める手法を紹介し,最小限の歯質切削で理想的な歯冠形態付与が可能となり,調整・修復も容易で直接法による高い適合性も見込めるとした(座長:小峰 太氏・日大).