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東京都港区麻布赤坂歯科医師会 創立100周年記念 学術シンポジウム 開催される
 5月16日(日),標記大会が「⻭科医療の潮流と未来への展望」をテーマにWEB開催された(大会長:豊⽥真基氏/東京都).
 大会は2つのセッションから構成され,セッション1(座長:明石俊和氏,杉崎順平氏/東京都)では補綴,保存,歯内療法の各専門医による一般臨床,セッション2(座長:星野 亨,大坪邦彦氏/東京都)では矯正歯科治療に特化した臨床について,演者の発表ののちにセッションごとのディスカッションが行われた.
 セッション1で最初に登壇した寺西邦彦氏(東京都)は「⾼齢社会における⽋損補綴を再考する〜フレキシブルに考えよう〜」との演題で,自らの40年に及ぶ臨床を振り返り,予後良好なキャスト・パーシャルデンチャーの基準や欠損補綴におけるオプションの選択をどうするべきかについて論じた.
 次に「MIコンセプトに基づいた審美修復治療」と題して講演した天川由美⼦氏(東京都)は,近年の患者からの審美的要求に対して可能なかぎり多くの審美修復治療のオプションを歯科医師がもつべきだと主張し,症例をまじえて検討した.
 講演「日本国民の口腔内の現状から考える将来への展望」では,宮下裕志(東京都)が1957年から継続されている⻭科疾患実態調査において,他の先進諸外国に比較して日本のDMFT指数が減少している点を示し,⼀般患者のう蝕経験指数や根管治療経験指数などのデータから国民の健康にどんな貢献ができるかを論じた.
 セッション2最初の講演は「睡眠時無呼吸から考える日本人の顎顔面、歯列形態」で,演者の古畑 升氏(東京都)は閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の原因の多くが肥満であるとしつつ,日本人においては顎の小ささからOSAを発症しやすい点を指摘し,小児のOSA患者の症例なども検討しながら歯科矯正治療がOSAを改善するための方法について論じた.
 次に登壇した松野 功氏(東京都)は,「外科的矯正治療の多様性〜審美からOSAの治療まで〜」と題し,外科的矯正治療に幅広いニーズが出てきた近年の傾向を示し,東京警察病院形成外科との連携のなかでみえてきた外科的矯正治療の限界や課題について検討した.
 「リンガルブラケット矯正装置の問題点とその限界」の演題で発表した相澤⼀郎氏(東京都)は,歯列矯正を希望する患者のなかに矯正器具が他人から見えてしまうことに難色を示す人がいる事実を指摘したうえで,従来の矯正装置より審美性に優れたリンガルブラケットによる矯正法を紹介し,そのメリットとデメリット両面について考察した.
 最後に登壇した佐本 博氏(東京都)は,講演「マウスピース型矯正装置の問題点とその限界」の冒頭でそもそもの矯正治療がもっている難しさや術者の経験の大切さを強調したうえで,アライナー矯正がこれまでの矯正治療と比べて治療計画,モニタリング,フィニッシングなどすべての過程において異なる存在であることを示し,アライナー矯正の問題点と限界を語った.

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