2021/04/10
4月9日(金),HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「世界のデジタルデンチャー最前線!~第3部 ミリングデンチャーの世界を覗いてみよう~」をテーマに開催された(メインパーソナリティ:松田謙一氏/大阪府).
竜 正大氏(東歯大)は「ミリングデンチャーの特徴とIvoclar Vivadentのデジタルデンチャーシステム」と題し,ミリング法によるデジタルデンチャー製作の利点として適合・精度の向上,重合済みブロックを用いることによる強度の向上,義歯の軽量化を図ることができる点をあげた後,Ivoclar Vivadent社が提供するミリング法を用いた義歯製作システムの術式を供覧した.
金澤 学氏(医科歯科大)は「TMDUカスタムディスク法を用いたミリングデンチャー」と題し,同大で開発し特許申請中の,人工歯を先に嵌めこんだディスクからミリング法によりデジタルデンチャーを製作する手法を解説.その利点として,義歯粘膜面の精度向上やあらゆる既製人工歯が利用可能で患者ごとにカスタマイズした咬合面を付与できること,義歯床と人工歯の接着性向上などがあるとした.