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Denture Cafe 第14回 開催される
 2月19日(金),HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「~異分野との対話から学ぶ~矯正治療と全部床義歯臨床の共通点と相違点」をテーマに開催された(メインパーソナリティ:松田謙一氏/大阪府).
 これまで本ウェビナーは義歯補綴医のトークライブとして展開してきたが,今回は新たな試みとして一般歯科において矯正治療も手掛ける長濱加奈氏(大阪府)と矯正専門医の鷲見圭輔氏(京都府)をゲストに招き,矯正・義歯の両分野からのクロスセッションが行われた.
 松田氏は義歯分野から矯正分野への提案として,治療終了時の評価について従来の側方セファロによる治療前後の評価に加えて患者満足度に関する主観的評価や口腔機能の客観的評価,また過度でない生理的範囲内での個性排列の概念を取り入れる可能性に言及.
 鷲見氏は義歯分野での顎間関係の評価に際して術者の主観によらない客観的評価を行うための一提案として,術者による咬合高径設定後にサッスーニ分析を応用して上顎骨・下顎骨の前後的(水平的)バランスを把握する手法を供覧した.
 長濱氏は同じく,義歯分野において術者の主観で判断されているリップサポートを客観的に評価するための指標として,上口唇・下口唇の厚みの黄金比や,矯正治療における軟組織評価の基準であるE-LineとNasolabial angleの応用可能性を示した.

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