2021/01/30
1月30日(土),SSCJの主催する標記会がWEB開催された.
今回は同会ボードメンバーの須田剛義氏(大阪府)と中西秀郎氏(兵庫県)がⅡ級不正咬合の症例および骨格的な左右非対称症例に対する矯正学的,補綴学的アプローチについてそれぞれ講演.
中西氏は両症例の診断および,治療オプションとその利点欠点について整理するとともに,矯正治療においては術前の精密な診断が重要になることを指摘.さらに矯正治療のみ・補綴医との連携・術前矯正後に外科矯正を行ったケースなどを供覧した.
須田氏はⅡ級症例に対し適切なアンテリアガイダンスを得られる治療顎位を模索したケースや,顎関節性,筋肉性の左右非対称症例に対しスプリント療法で対応したケース,骨格性の左右非対称症例に対し歯冠補綴装置の隅角やラインアングルの工夫により違和感を減じた症例を提示した.