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公益財団法人 日本小児歯科学会 市民講座「子どもの口腔機能発達不全症」 WEB開催される
 公益財団法人 日本小児歯科学会は,1月18日~2月17日,ホームページ上(https://jspd-pl2021.whitecross.co.jp/)で市民公開講座「子どもの口腔機能発達不全症」を公開した(理事長:牧 憲司氏・九歯大).
 講演は木本茂成氏(神歯大),有田憲司氏(大歯大)によって行われ,歯科関係者のみならず,それぞれ乳幼児期・学齢期の子どもをもつ保護者に向けて多くの提言がなされた.
 「口腔機能発達不全症」は2018年度診療報酬改定で保険収載された.口の機能の発達に何らかの遅れがあり,歯科医療機関において「口腔機能発達不全症」と診断されれば,一定の基準に従って公的医療保険により指導や管理が受けられる.
 「子どもの口の機能発達と発達支援『口腔機能発達不全症とは?』」で登壇した木本茂成氏は,小児期における摂食機能の発達について段階的に解説し,乳児期・学齢期に口腔機能が成長しきらない場合であっても,口腔筋機能療法(MFT)や器具などによる歯科医療の介入によって正常な機能を獲得することができることを強調し,その具体的な方法について説明した.また,子どもの口腔機能改善のために保護者,保育関係者,教育関係者等の早期の「気づき」が重要であると呼びかけた.
 「歯の生える時期と順番が変わってきています!」との演題で講演した有田憲司氏は,2015年から2016年にかけて全国29大学の小児歯科学分野の協力を得て行われた調査結果から,男女ともに下顎第一大臼歯よりも下顎中切歯の方が早く萌出する事実を発表した.これは,従来の研究で認識されていた萌出順序が変わってきたことを示している.また,過去80年間を振り返る研究では,乳歯の萌出時期の変化について,乳中切歯が早くなり,第二乳臼歯が遅くなった.同様に永久歯の萌出時期の変化についても,前歯が早くなり,奥歯が遅くなる傾向がみられた.これらの調査結果から,保護者の方は歯の萌出順序や萌出時期について観察し,標準萌出期間を外れている場合には,歯科医師への相談が望ましいと結論づけた.

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