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令和2年度(第26 回)日本歯科医師会SCRP 日本代表選抜大会 開催される
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い,標記大会は例年8月に歯科医師会館で行っていたポスター発表・見学者への公開方式を改め,在館を伴わない2次審査方式にて開催された.
 26回目となった本年度は,全国の歯科大学・歯学部18校が参加し、2020年9月上旬に一次審査(事前抄録・発表ビデオによる)を行った.今回は臨床部門3校、基礎部門15校からの応募となり,二次審査に進むスチューデント・クリニシャン(SC)を臨床部門から1名,基礎部門から2名を選考した.
 2020年10月4日(日)に行われた二次審査では,正副審査員長による司会のもと,3名のSCがオンラインにて5分~7分のプレゼンテーションを行い,次いで6名の審査員による質疑応答を行った.
 厳正な審査により,本年の総合優勝(基礎部門第1位)には吉野弘菜氏(北海道大学6年生)による「アレンドロネート投与による骨特異的血管の組織学的変化」が選ばれた.吉野氏は2021年7月に米国マサチューセッツ州ボストン市で開催されるAADR(国際歯科研究学会米国部会)学術大会へ招待され,日本代表として発表する予定.
 準優勝(臨床部門第1位)には高本侑立子氏(九州大学歯学部5年生)による「欠損補綴治療による起立運動機能への影響」が選ばれたほか,基礎部門第2位には鈴田真裕氏(大阪歯科大学4年生)の「力学的閾値同定を主軸とした破骨細胞分化 (促進/抑制)制御法の確立」が選ばれた.(臨床部門第2位は該当なし)
左から吉野弘菜氏(総合優勝(基礎部門第1位),北海道大学6年生),高本侑立子氏(準優勝(臨床部門第1位),九州大学歯学部5年生),鈴田真裕氏(基礎部門第2位,大阪歯科大学4年生)
 今年度実施結果については本会HP(https://www.jda.or.jp/dentist/scrp/)に概要を掲載しているほか,堀 憲郎 会長による主催者挨拶,平野裕之 審査員長(日歯国際渉外委員会委員長)による審査結果発表,井上  孝 副審査員長(日歯国際渉外委員会副委員長)による審査講評を動画で公開している.また,研究発表内容に関しては,研究発表抄録集が11月20日に発行された.

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