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スカンジナビアンデンティストリー公開ウェビナー 開催される
 11月21日(土),大月基弘氏(大阪府)の主宰する標記スタディグループの例会がウェビナーで無料公開された.
 大月氏は冒頭,「スカンジナビアのエビデンスに沿った考え方や医療を軸として学び,成長し合う」,「さまざまな捉え方が可能となるエビデンスを適切に用いて理論構築を行い,過不足のない“引き算の治療”を目指す」という同会の掲げる理念を紹介.
 続いて「ペリオを知れば,ここまで歯が残る! 2020年式最新型ペリオドントロジー」と題し,まず非外科処置について歯肉縁上の患者自身でのプラークコントロールが最も大切であること,単根歯では深いポケットであってもポケットクロージャ―を起こせる可能性が高いこと,歯周治療の主役となる治療であり,基本知識と手技は徹底的に身につけるべきであることを示した後,非外科処置にて対応した歯周治療症例を供覧し,治療前に全身→一口腔→一歯単位の診断を行うこと,病気の治療・機能回復・審美改善の三つのゴールは明確に区別すべきことなどを訴えた.
 歯周外科処置についても,Huynh-Baらのシステマティックレビューに基づきどの治療法が最も優れているかという結論は導き出せないこと,また歯周組織再建的(再生)療法に関してそれを行っても真の再生を得られるとは限らず,術後の徹底したセルフケアが良好な長期予後につながることを指摘.さらに根分岐部病変へのアプローチについても臨床例を通じて解説した.

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