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ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2020授賞式開催される
 2020年11月8日(日),丸ビルホール(東京都千代田区)において,標記の賞の授賞式が行われた.「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」は「8020運動」推進の一環として公益社団法人日本歯科医師会主催のもと毎年開催されており,本年で27回目となった.
 開会挨拶として,堀 憲郎氏(日本歯科医師会会長)が新型コロナ感染症拡大の状況下において,現在のところ歯科医療の現場で1件も起きていない事実を示して,臨床現場での衛生意識の高さを強調した.
 「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」では,毎年11月8日の「いい歯の日」にちなんで“とびきりの笑顔”を表彰. 2020年の今年はともに俳優の上白石萌音氏,溝端淳平氏が受賞.
 授賞式で「今年のベストスマイルの瞬間は?」という質問に対し,溝端氏はステイホーム中に動画サイトを閲覧する機会が多かった点をあげ,お気に入りの動画“ぽるぽるちゃん”について言及した.「お父さんのことを大好きな5歳くらいの女の子が,“普段は仕事で会えないはずのお父さんが家にいる”というドッキリなんですが,その子の歓喜の仕方から,本当にお父さんが好きなんだなと伝わって来た」と答え,会場を和ませた.
 連続ドラマなどの出演が多かった上白石氏は「道で会った小学生などが,役名で呼んでくれたときは,とても微笑ましく思いました」と,はじけるような笑顔で語った.
 続いて『歯とお口の健康維持のために普段心がけていること』とのお題に対して,上白石氏は「食いしばらないこと」と回答.仕事などでつい力み過ぎてしまう自分の癖を自覚し,歯のためにも精神のためにも,あえて力を入れないことを心がけていると話した.「ブラシはつまむだけ!」と書いた溝端氏は,歯科医師である叔父に「ブラシはつまむ程度で,優しく細かく磨くんだよ」と忠告された話を披露し,幼い頃は親戚の集まりなどで口腔内をチェックしてもらっていたことなど心温まるエピソードを話した.
 小山茂幸氏(日本歯科医師会)が講師となり,上白石・溝端両氏に対してコロナ禍におけるマスク下の歯と口の健康について解説した.マスク下では口腔内が乾燥しているため,対策として唾液を出す方法を語った.両氏は耳下腺,顎下腺,舌下腺それぞれのマッサージを体験し,溝端氏は「虫歯の予防にも唾液が有効ですか?」と関心を示し,上白石氏は「本当にびっくりするくらい効果がありますね」と驚きの声を上げた.
 最後にメッセージを求められると,上白石氏は「笑顔はひとりでは作れないものなので,どんなたいへんな状況のなかでも,ひとつは笑えることがあると信じて,素敵な笑顔で人に会えるようにしていきたいです」と話した.溝端氏は「コロナ禍で他人に会うことは少なくなってしまったけれども,だからこそ笑顔の大切さを再認識しました.この仕事を通じてさまざまな人を笑顔にできるように精進したいです」と俳優としての展望を語った.

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