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第17回歯内療法症例検討会開催される
 9月6日(日),秋葉原UDXシアター(東京都千代田区)にて標記会が開催された.本会は情勢を鑑み,zoomによるオンラインでの参加も可能となった.
 午前のセミナーでは,本会代表の吉岡隆知氏(吉岡デンタルオフィス)による開会の辞の後,3題のレクチャーが行われた.馬場 聖氏(昭和大)による「下顎前歯部の解剖」では,解剖学的特徴の整理から非外科・外科それぞれの注意点などを,本郷智之氏(昭和大)による「作業長の決定」では,現在の言説を踏まえて演者の行っている方法の紹介を,それぞれ実践的に解説した.最後に「根管充填の到達度 アンダーVSオーバー」では,古畑和人氏(古畑歯科医院)がアンダーについて,坂上 斉氏(坂上デンタルオフィス)がオーバーについて,それぞれの有利・不利な点や注意点を解説した.
 午後の症例検討会では,八幡祥生氏(東北大)の開会の辞の後,外科的根管治療や歯髄腔狭窄・歯髄結石など,さまざまなテーマでの6題の発表が行われた.
 今回の特別講演は,COVID-19をめぐるさまざまな立場から,3題の講演となった.最初に飯野由子氏(医科歯科大)が「歯科治療におけるCOVID-19対策の実際〜東京医科歯科大学歯学部附属病院の場合〜」と題し,COVID-19の解説から,総合診療科クリーンルーム外来の立場で,歯学部附属病院では実際にどのような対応をしてきたか紹介した.次に矢島新子氏(ドクターズヘルスケア産業医事務所)は「歯科医院のスタッフのメンタルケア」と題し,多くの企業の産業医をつとめる立場から,医師よりもスタッフのストレスの大きさを指摘し,ストレスマネジメントの重要性やスタッフへの対応法などを紹介した.最後に藤田浩二氏(医科歯科大)が「COVID-19感染症に対する医学部附属病院での取り組み」と題し,コロナ対策バックヤードチームでの体験をもとに,医科歯科大学での対応を紹介し,どのような方針で情報共有を行っていったか,解説を行った.

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