2020/08/31
8月28日(金),
HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「全部床義歯から学ぶBPSの“肝”所 #1概形印象」をテーマに開催された.
冒頭,メインパーソナリティの松田謙一氏(大阪府)が,有床義歯製作のトータルシステムとしてのBPS(Biofunctional Prosthetic System)の概要と,同システムによる概形印象の特徴を紹介.
続いて熱田 生氏(九大)が「保険症例ではどうするの?」として上顎の概形印象では解剖学的ランドマークを含めて大きく印象採得することを,下顎では舌側に印象材がきちんと入り込むようにサイズの小さなトレーを選択して心掛けているなど,日常臨床にBPSのコンセプトをどのように取り入れるかについて紹介.
竜 正大氏(東歯大)は「Accu-Trayに代わるXDトレーって?」として,トレーを適切に修正することで「顎堤に適合した形態」,「適切な長さ」とすることが概形印象のポイントになると指摘.その操作を可能にする熱可塑性のXDトレーの優位性を臨床例とともに示した.