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嘉村田中岩永米国専門医.com×デンタルキャリアセミナー スピンオフ企画 開催される
 6月20日(土),標記ウェビナーが「留学経験者が語る留学までの経緯とその後」をテーマに開催された.
 デンタルキャリアセミナー(現代表:武田 渉氏・福岡県)は学生や若手歯科医師のキャリア教育や情報共有の場として2014年に発足した団体で,同セミナーを毎年一回開催していたが2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を断念.そこで嘉村康彦氏(アメリカ・テキサス州),田中 毅氏(フロリダ大),岩永 譲氏(テュレーン大)らにより運営される標記スタディグループとのコラボレーションによる,米国歯科大学大学院留学経験者らが登壇するスピンオフ企画を行う運びとなった.
 前川祥吾氏(ミシガン大)は「研究留学とアカデミアの道」として,キャリア選択に際しては歯科医師としての理想・目標のモデルを目指して努力し,そこから自分の個性を出すようにするとよいと述べたほか,客員研究員として同大に赴任した経験から,各種留学奨学金の獲得や注意点を示した.
 岩永氏は「アメリカに留学した訳と就職した本当の理由~留学を迷っているあなたへ~」として,留学はゴールではなく手段の一つであること,ゴール設定(目標)ができれば手段(留学)を選べるとしたうえで,ゴールを決めるためにさまざまな分野や価値観をもつ人に会い見識と思索を深めることを勧めた.
 岸本隆明氏(大分県)は「日米大学院を経て日本の開業医というキャリア選択」として,長崎大学,インディアナ大学大学院歯周病科修了後に帰郷・開業し地域の医科歯科連携や医療コミュニティー構築を進める取り組みに従事していることを紹介しつつ,留学によって専門知識や技術の基礎を築くこと,教えやインスピレーションを与えてくれ支えてくれるコミュニティーと繋がる大切さを訴えた.
 嘉村氏は「アメリカの開業医で働くと決めた理由と現在の葛藤」として,現在のキャリアを選択した理由として① 専門医として働く環境がすでに整っている(高め合える専門医が多い),② 仕事と家庭のバランスが良い,を挙げ留学中のカリキュラムや現在の勤務スケジュールを例示.また留学はあくまで手段でありゴールとは明確に峻別すべきことを伝えた.
 本企画のファシリテーターも務めた田中氏は,留学を迷う最中にあっては周囲の目や声に振り回されず,無意識のなかにある自分の本音を見逃さないこと,自分の置かれている環境でベストを尽くし,走りながら天命を考えること,結果が出るまでには時間がかかるのを理解しておくことについて,自身のキャリアを振り返りながら語りかけた.
 桑島 梓氏は「日本の大学院からアメリカ臨床留学へ」として,日本の歯科大学大学院在学中にカリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学,米国口腔顔面痛専門医取得後に復学し米国で臨床経験を積もうとする自身の来歴に触れながら,① 何をしたいのかをできるだけ具体化すること,② そこから逆算して自分が"滑り込める"道を探す,考えることが重要と直截な語り口でアドバイスした.

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