2020/05/22
5月22日(金),
HILIFE DENTURE ACADEMY Online Salonが主催する標記ウェビナーが「世界のデジタルデンチャー最前線! ~第一部:デジタルデンチャーってなに?~」をテーマに開催された.
冒頭,MCの松田謙一氏(大阪府)が米国補綴歯科学会の最新の用語集(GPT-9)に記載されたデジタルデンチャーの定義(一般的に,従来のプロセスの代わりにCAD,CAM,CAEを使用して自動化された可撤性全部床義歯を指す.可撤性部分床義歯もデジタルで製作されるであろう)を説明.
続いて竜 正大氏(東歯大)が従来の総義歯製作と比較したデジタルデンチャー製作の流れや,そのメリット(来院回数・チェアタイム・技工作業の削減,義歯の軽量化など)を述べ,DENTCAシステムを用いミリング法によって製作したデジタルデンチャー症例を供覧した.
次に金澤 学氏(医科歯科大)が,同大病院にて取り組んでいる,いわゆるクローズドシステムではなく現有のデジタルデバイスを用いてデジタルデンチャーを製作するワークフローと同大考案によるカスタマイズドディスクを用いたミリング義歯製作の工程を示すとともに,欧米で実用化されているデジタル全部床義歯のシステムを総覧した.