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第44回北九州歯学研究会 開催される
 2020年2月9日(日),JR九州ホール(福岡市)において,表記の発表会が開催された.大会長は上田秀朗氏(北九州市)で,今回のテーマは「トラブル症例から学ぶ歯科臨床 その傾向と対策」であった.
 まず,本会の前身である臨床検討会を創設され,昨年亡くなられた中野 充先生の追悼講演として,「故 中野 充先生と北九州歯学研究会」との演題で松延彰友氏(京都郡),村上和彦氏(北九州市)が発表を行い,故人が歯科医療に貢献した軌跡を示す多くの写真とともに本会の変遷について話した.
開会の辞を述べる上田秀朗氏
 次に“挑戦 Part2”として,中野宏俊氏(北九州市)が「父の背中と症例を追いかけて~保存への挑戦~」との演題で講演を行った.故・中野 充先生と二代による“親子診療”を通して見えてくる歯科保存治療について紹介した.(座長:村上和彦氏)
 「エムドゲインを用いた再生療法への挑戦」のタイトルで講演した松延允資氏(京都郡)は,歯周組織再生療法におけるあらゆる局面でどのような配慮が必要だと考えるかについて,理論と実践の見地から提言した.(座長:高島昭博氏)
 講演「歯冠形態を考慮した前歯部コンポジットレジン修復への挑戦」では,樋口克彦氏(直方市)が接着修復において確実性を増すためには天然歯の形態を理解することが先決であるとし,色調の合わせ方や充塡方法などについて検討した.(座長:重田幸司郎氏)
 最後となるパートは,今大会のテーマである「トラブル症例から学ぶ歯科臨床 その傾向と対策」を「咬合編」,「ペリオ編」,「インプラント編」の3つの講演にわけて行われた.(座長:木村英生氏)
 咬合編では甲斐康晴氏(北九州市)が「歯列咬合の影響を考える」と題し,CAD/CAMなどの技術を駆使しながらも,歯列単位の治療をするにあたって人体そのものに着目した心療のあり方を提示した.
 ペリオ編の「トラブル,トラブル,トラブル」では,長期の歯周疾患治療において起きる不測の事態について白石和仁氏(北九州市)が紹介した.特に自身の症例に一定の割合で存在するペリオドンタルハイパーレスポンダーについて,その対処法なども紹介した.
 インプラント編を担当した榊 恭範氏(行橋市)は,「NO IMPLANT, NO LIFE」においてインプラントにおけるトラブルの種類を,説明,診断,手技,観察に大別し,それぞれについての原因究明と改善が歯科医師の責務であることを強調した.特に自身が経験したトラブルから学んだ歯科臨床の姿を披露した.
閉会の辞を述べる木村英生氏

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